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Jリーグ 8年前

J1昇格PO決勝戦激闘史。天国と地獄隔てる90分。過去4大会中2回が6位からの下剋上

11月27日の準決勝を経て、セレッソ大阪とファジアーノ岡山が決勝でぶつかることになったJ1昇格プレーオフ。残る1枠に滑り込むのはどちらになるだろうか。引き分けの場合は年間順位で上位につけたクラブが勝ち進むというレギュレーションで行われるこの大会では、これまで数多くのドラマが生まれてきた。今回は、これまでのプレーオフ決勝で繰り広げられてきた激戦を振り返る。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

元千葉の林、古巣相手に放った絶妙のループシュート(2012年)

2014年 大分トリニータ
林丈統のゴールでジェフ千葉を下した大分トリニータ【写真:Getty Images】

【ジェフ千葉(5位) 0-1 大分トリニータ(6位)】

【得点者】
[大分]
林丈統(86分)

 年間順位5位と6位の対決となったこの年の決勝戦は、前半から一進一退の攻防が繰り広げられる。左クロスに千葉の米倉恒貴がクロスバー直撃のヘッドを放てば、大分も長身FW森島康仁が迫力を持ってゴールへ迫った。

 その後は千葉が何度もチャンスを得るも、得点は奪えない。すると試合終了間際、大分の林が裏へ抜け出すと、前に出てきたGKを確認し冷静にループシュート。これがゴールへ吸い込まれついにスコアが動く。試合はこのまま1-0で終了。大分が下克上を成し遂げ、J1への切符を掴んだ。

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