マンチェスター・ユナイテッドのバスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ついに今シーズン初出場を果たした元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーをチームの戦力として認めているようだ。2日付の英紙『デイリー・メール』などが指揮官のコメントを認めている。
シュバインシュタイガーは今季から就任したモウリーニョ監督に冷遇され、完全に戦力外の状態に置かれていた。だが10月末からはトップチームの練習に復帰し、11月27日にプレミアリーグのウェスト・ハム戦でベンチ入り。さらに30日に行われたリーグ・カップのウェスト・ハム戦では後半途中から投入され、今季初の公式戦出場を果たした。
モウリーニョ監督は夏の移籍市場でシュバインシュタイガーを放出しようとしていたことを認めつつ、「彼は困難な状況の中でも残留を選んだ。必死に仕事をして、前回の試合で(出場という)喜びを得る資格があった。私は強い決意を持った者たちが大好きだ」とベテランMFの姿勢に賛辞を送っている。
シュバインシュタイガーは1月にはユナイテッドを退団することが濃厚視されていたが、指揮官は残留を示唆している。「もちろんその可能性はある。クラブとの契約があるのなら、選手はパワフルな存在だ」とコメント。「彼は我々の助けになれる。メンバーの一人であり、今以上のチャンスを得るために頑張っている」と今後の貢献への期待を口にした。
カップ戦に続き、プレミアリーグでもシュバインシュタイガーは出場機会を取り戻すことができるだろうか。ユナイテッドは現地時間4日に行われる第14節の試合でエバートンと対戦する。
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