ケルンの大迫勇也【写真:Getty Images】
ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也は、クラブで2トップを組むチームメートのFWアントニー・モデストとはお互いのプレーを完全に理解し合うことができていると語った。11月30日付のドイツ地元紙『エクスプレス』がインタビューを伝えている。
昨シーズンまではケルンで十分な活躍を見せられず苦戦していた大迫だが、今季は序盤戦から好調。定位置を確保して高評価を得ており、1年4ヶ月ぶりとなる日本代表復帰にも繋がった。
特に、前線でコンビを組むフランス人FWモデストとの連係はケルンにとって大きな武器となっている。11月18日時点で行われた集計によれば、2人は欧州5大リーグの中でも合計出場時間あたりの得点率がトップ10圏内に位置する“名コンビ“であることが示されていた。
「トニー(モデスト)とは、お互いのことを本当によく理解できています」と大迫は語る。「彼がどう動くかは分かりますし、彼の方でも僕がどう動くか分かっています。僕がボールを持てば、トニーは何をすべきなのかすぐに分かってくれるんです」
ドイツ語はまだ「完璧ではない」と書かれている大迫だが、それでもチームメートとの意思疎通が向上したことが結果に繋がっているようだ。「今は以前よりもはるかに同僚たちと理解し合えるようになっています。ピッチ外でもそうですが、特にピッチ上ですね。コミュニケーションははるかに良くなりました」と語った。
日本代表への復帰も、あくまでクラブでの活躍を優先した結果であることを強調している。「一番に考えていたのはいつもケルンのことです。ここで良いプレーができれば代表にも呼ばれるはずですので」とコメント。今後については「さらに向上して、もっとゴールを決めて、アシストも供給したい」とさらなる活躍への意気込みを述べている。
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