FC東京の久保建英【写真:Getty Images】
50歳を目前にして現役選手としてプレーを続けている日本サッカー界の”重鎮”2人が、頭角を現しつつある15歳の新星にエールを送った。横浜FCのFW三浦知良(カズ)とアスルクラロ沼津のFW中山雅史が、FC東京のFW久保建英の未来への期待の言葉を述べている。
カズと中山の2人は、1日に東京で行われたプーマの新作スパイク発表会にゲストとして出席。これまで愛用してきたスパイクの思い出話や、他の日本人選手たちなどについてのトークで会場を盛り上げた。
トークショー後にメディアの取材に応じた2人は、今季15歳でJリーグ史上最年少デビューを飾った久保についての質問にも答えている。中山はU-16アジア選手権でプレーを見た印象として、「非常に落ちついているし、自分のプレーを高めようと、その中でどう生かしていこうと考えながらプレーしている」と評価。「日本の象徴となるような選手になってもらえたら」と将来への期待を込めて話した。
「みんなの目線を一点に集められるスター性みたいなものがある」と語るカズも、久保には特別な雰囲気があると感じている様子。「世界を代表する選手を意識して戦っていると思いますので、日本、アジア、世界に日本のサッカーを引き上げてもらいたいと思います」と日本サッカーの未来を託した。
現在のJリーグで最年長選手である49歳のカズは、今季J2では2011年以来5年ぶりに20試合以上に出場。2ゴールを記録し、自身の持つJリーグの最年長得点記録をさらに更新した。中山は昨年9月にJFLの沼津に加入して現役に復帰し、これまで公式戦での出場はないが選手としてプレーを続けている。
(取材・文:熱中!高校サッカー)
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