メッセージを掲げたエディンソン・カバーニ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、クラブ加入から通算100点目となる記念のゴールを飛行機墜落事故の犠牲者に捧げた。30日付の仏紙『レキップ』などが伝えている。
ブラジル1部リーグのシャペコエンセの選手たちやスタッフ、メディア関係者らを乗せた航空機は現地時間28日にコロンビアの山間部で墜落し、選手19名を含む多数の乗員・乗客の命が失われてしまった。世界各国で行われたサッカーの試合では、試合前の黙祷などの形で追悼の思いが表されている。
PSGは現地時間30日に行われたフランス・リーグアンの試合でアンジェと対戦し、2-0で勝利を収めた。カバーニはこの試合の66分にPKでチームの2点目を記録。得点ランク首位を走るカバーニは今季早くも14点目のゴールであり、PSG加入4シーズン目で通算100得点を達成するメモリアルゴールでもあった。
ゴール左隅に強烈なシュートを叩き込んだカバーニは、ユニフォームを脱ぎ捨ててその下のシャツを露出。そこにはシャペコエンセのエンブレムの簡易版が手描きされていたのに加え、「頑張れ」とのメッセージが添えられていた。
感動的なメッセージを発信したカバーニだが、フランク・シュナイダー主審はこの行為に対してルールを厳格に適用。ゴール後にユニフォームを脱いではならないという規定に則り、カバーニにはイエローカードが提示された。
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