元東京ヴェルディのエジムンド氏【写真:Getty Images】
かつてJリーグでもプレーした元ブラジル代表FWのエジムンド氏は、コロンビアで墜落した飛行機に本来乗る予定だったのは自分だとして、その代役を務めた同僚の死を悲しんでいる。ブラジル『FOXスポーツ』の番組で語ったとして、30日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
ブラジル1部リーグのシャペコエンセの選手やスタッフ、メディア関係者らを乗せた飛行機は現地時間28日にコロンビア国内で墜落し、6人の生存者を除いて70名以上が亡くなる大惨事となった。シャペコエンセはコパ・スダメリカーナ決勝の1stレグでアトレティコ・ナシオナルと対戦するためコロンビアへ向かっていたところだった。
現在『FOXスポーツ』で解説者を務めるエジムンド氏は、ナシオナル戦の解説を担当するために墜落した飛行機でコロンビアに向かうことが当初予定されていたという。だが都合がつかずに断りを入れ、マリオ・セルジオ氏がその代役を務めたことを番組で涙ながらに語ったとのことだ。
マリオ・セルジオ氏はチームの飛行機に同乗してコロンビアへ向かい、墜落事故の犠牲者の一人となった。インテルナシオナウやサンパウロなどで活躍し、ブラジル代表でもプレー経験のある名選手だった。
エジムンド氏は現役時代の2001年から2002年にかけて東京ヴェルディで活躍。翌2003年には浦和レッズでもプレーした。イタリアのフィオレンティーナやナポリのほか、ブラジル国内の数々の名門クラブでプレーし、2009年に現役を引退した。
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