柏レイソル時代のクレーベル・サンタナ【写真:Getty Images】
柏レイソルは30日、かつて同クラブに在籍したクレーベル・サンタナの死去を公式サイト上で報告した。
2005年に「クレーベル」の登録名で柏に在籍したクレーベル・サンタナは、アトレティコ・マドリーやサンパウロといった数々の名門クラブを渡り歩き、35歳を迎えた今季はブラジル全国選手権1部のシャペコエンセでプレーしていた。
そのシャペコエンセの選手やスタッフらを乗せた航空機が現地時間28日、遠征先のコロンビアへ向かう途中で墜落。クレーベル・サンタナも他の乗員・乗客らとともに事故に巻き込まれて死亡したと現地メディアは報じていた。
今回柏はブラジル人のクラブスタッフや通訳などを通して現地に連絡を取って安否を確認したものの、クレーベル・サンタナの死亡が確認されたという。同選手は2005年に柏で10番を背負い、リーグ戦29試合に出場して8得点を挙げた。
柏は「Jリーグに在籍した選手やスタッフ、シャペコエンセのクラブ関係者をはじめとして、多くの貴重な命が失われたことは非常に残念でなりません。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます」と瀧川龍一郎代表取締役社長の名前で追悼文を掲載している。
なお、今回のコロンビアでの航空機墜落事故で犠牲になったJリーグに関係する選手としては、クレーベル・サンタナの他に元川崎フロンターレのアルトゥール・マイア、元セレッソ大阪、ジェフユナイテッド千葉のケンペス、元京都サンガF.C.のチエゴ、そして2009年にヴィッセル神戸を率いたカイオ・ジュニオールの死亡がすでに各クラブによって報告されている。
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