シャペコエンセのカイオ・ジュニオール監督【写真:Getty Images】
ブラジル1部シャペコエンセの指揮官を務めるカイオ・ジュニオール監督(本名:ルイス・カルロス・サローリ氏)の2人の息子のうちの1人であるFWマテウス・サローリは、偶然にもコロンビアで墜落した航空機に乗らず、命の危険から免れることができたようだ。29日にブラジル紙『グローボ』のニュースサイト『G1』が報じている。
過去にJ1ヴィッセル神戸を率いた経験を持つ51歳のジュニオール監督を含むシャペコエンセの選手たちを乗せた航空機は、現地時間28日にコロンビアのメデジン近郊の山岳地帯で墜落。この墜落事故で70名を超す死傷者が出ており、同監督の安否も未だ正式には伝えられていない。
そんな中、この航空機に乗る予定だったとされていたジュニオール監督の息子であるマテウスは、偶然にもパスポートを家に忘れて来たためにこの航空機はもとよりサンパオロから出発できなかったのだという。そのことを29日に本人が、自身のフェイスブックで明らかにしている。
「僕と母と兄は元気だよ。僕は今日サンパウロにいた。僕のパスポートを忘れて来たからチームには帯同しなかったんだ」
同メディアは現在、DFアラン・ルシェル、DFエリオ・ネト、GKジャクソン・フォルマンの3選手を含める計6名の生存者が確認されたと報じているが、シャペコエンセはメンバーの安否についてまだ正式な発表はしていない。
【了】