アビスパ福岡はかつて所属していたモイゼスの無事を報告した【写真:Getty Images】
アビスパ福岡は29日、昨年同クラブでプレーしたブラジル人MFモイゼスがコロンビアで墜落した飛行機に搭乗しておらず無事であることを発表した。
モイゼスは昨年7月から福岡でプレーし、公式戦5試合に出場して昨季末をもって退団していた。その後レンタル元のリネンセに戻り、今年2月に再びシャペコエンセに期限付き移籍していた。
そのシャペコエンセの選手たちを乗せた航空機が、コパ・スダメリカーナ決勝第1戦の開催地であるコロンビアのメデジンへ向かう途中で墜落し、乗員乗客の多くが死亡した。しかし、モイゼスは今回の遠征メンバーから外れてブラジルに残っていたため無事が確認されている。
シャペコエンセには過去にヴィッセル神戸を指揮したカイオ・ジュニオール監督をはじめ、Jリーグでのプレー経験を持つ選手が数多く在籍している。
コロンビア遠征メンバーに含まれ、今回の事故に巻き込まれた可能性のあるFWケンペスが2013年から2014年にかけてプレーしていたジェフユナイテッド千葉は「我々の友、エヴェルトン・ケンペス選手とその仲間たちが無事であることを、心よりお祈りいたします!」との声明をクラブ公式ツイッターに掲載した。
またケンペスの千葉時代のチームメートである佐藤勇人もツイッターで「ケンペスどうか無事でいてくれ」と元同僚の身を案じた。
すでに『AFP通信』などが乗員乗客81人のうち76人が死亡、生存者が5人とコロンビア当局の発表を元に報じている。いまのところ救助され生存が確認された5人の中に元Jリーガーの名前はなく、今後の動向が注目される。
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