パスミスもあったが、リーグ復帰戦の試験には合格
バレンシア戦ではマリアーノが欠場しており、今週を通して違和感を引きずっていたエスクデロも続行不可能となった。清武は意欲的な奮闘を見せ、1-0の先制点に繋がるプレーではビトーロに良いパスを出した(得点はバレンシアのオウンゴール)。
その後は明暗入り混じり、パスミスもあったとはいえ、リーガ復帰戦の試験に合格することはできた。数字的には6度ボールを奪い返し、7度ボールを失い、26本のパスを通していた。
ここまでリーガでは4試合を戦い、うち3試合が先発出場。エスパニョールとの開幕戦で1ゴールを記録している。その他にチャンピオンズリーグで1試合、スペイン・スーパーカップで1試合、UEFAスーパーカップで1試合を戦った。
「清武はワンタッチサッカーで中盤により流動性をもたらしたが、継続性は欠いた。追いつかれたあと勇敢な反撃を繰り出したところでパレハが決めてくれたのは良かった」「清武はある種の閃きやワンタッチプレーのビジョンで試合を打開する助けとなったが、プレーを急ぎすぎる嫌いがあった」。セビージャが勝利を収めた試合の翌日にはそういった評価を目にすることができた。
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