カルロス・バッカが古巣セビージャの練習に参加【写真:Getty Images】
伊『ミランニュース』は28日、ミラン所属のコロンビア代表FWカルロス・バッカが古巣セビージャの練習に参加したと報じた。
ミラノダービーで負傷し離脱中のバッカは、クラブの許可を得て先週末26日に行われたセビージャ対バレンシアを現地で観戦。その後ミランが所属選手たちに2日間のオフを与えたことを利用し、スペインに残って28日のセビージャの練習に参加したという。
また、スペイン紙『エスタディオ・デポルティボ』もセビージャのモンチSD(スポーツディレクター)がバッカの再獲得に前向きで、状況を注視していると伝えている。
チーム自体は好調なものの、セビージャは前線の駒不足という慢性的な課題を抱えている。冬の移籍市場でバッカを獲得することは、チームにとって最高の解決策になりうるだろう。
ただしかつてのエース獲得には障害もある。それは外国人枠の問題だ。現在セビージャは「EU圏外枠」の選手を制限いっぱいの3人保有しており、コロンビア国籍のバッカを新たに登録するためには少なくとも1人を放出しなければならない。
つまりガンソ、マリアーノ、そして清武弘嗣のうち1人を手放さなければ、バッカの復帰は実現しないということだ。セビージャにとってストライカーの補強は急務であり、冬に何らかの形で動く可能性は高い。
その時、外国人選手としていまだ十分な働きを見せられていない清武が影響を受けてクラブを追われることも考えられるだろう。チャンピオンズリーグ出場を望んでいるとされるバッカの去就から目が離せない。
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