バルセロナのジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
「0-0で前半を終えられたのは奇跡」とルイス・エンリケ監督が言うほど低調なパフォーマンスを見せてしまったバルセロナだが、後半に喫した失点自体も痛恨の”自滅”だったのかもしれない。27日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
現地時間27日に行われたリーガエスパニョーラ第13節の試合で、バルサはレアル・ソシエダと対戦。ここ6年間で1分け5敗と、大の苦手としている敵地アノエタでの試合は、今回も厳しいものとなった。
前半から優位に立ったソシエダは53分に先制点を奪う。GKからのロングボールをFWウィリアン・ジョゼが頭で繋ぎ、ボールを受けたFWカルロス・ベラがエリア内へ持ち込んでシュート。GKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンが弾き返したが、浮き上がったボールをウィリアン・ジョゼが頭で押し込んだ。
ウィリアン・ジョゼのシュートに対してゴールラインのカバーに入ったDFジェラール・ピケは懸命に足を伸ばしたが、触るのが精一杯だった。結局ボールはネットに収まったが、ピケのカバーはむしろ間に合わない方が良かったのかもしれない。リプレイでは、ウィリアン・ジョゼのシュートは左ポストに当たりそうなコースに飛んでいたが、ピケが触ったことで枠内へ入れてしまったようにも見える。
リーガ公式サイトではオウンゴールではなく、ウィリアン・ジョゼの得点だとして記録されている。その後FWリオネル・メッシのゴールで同点とし、ドローで試合を終えたバルサだが、内容的にも結果の上でも次節のレアル・マドリー戦に向けて不安を残す戦いとなってしまった。
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