アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、レアル・マドリーへ行く可能性はなくともバルセロナ行きはあり得るのかもしれない。将来の見通しについて語った同選手のインタビューを、27日にフランスメディア『TF1』が伝えている。
アトレティコのエースとして活躍を続けるグリーズマンに対しては、他のビッグクラブからの関心も盛んに噂される。だが少なくとも、最大のライバルクラブへと移籍することだけはあり得ないようだ。
「レアル・マドリーには行けないよ。ライバル関係にあるからね。それだけでなく、両クラブの間には“不可侵協定“があるんだ」とグリーズマンは語った。だが、スペイン国内のもうひとつのメガクラブであるバルサに関しては「協定はないよ」と笑いながら答えている。
母国フランスのパリ・サンジェルマンが獲得に関心を示していたことはグリーズマンも以前に認めていたが、「興味深いクラブだね」としながらも移籍の可能性は否定。「好きなのはリーガとプレミアリーグだ。プレミアリーグについては、代表のチームメートたちからもすごく良いところだと聞いている」と述べ、もし移籍するなら行き先はイングランドとなる可能性を示唆している。だが「今すぐアトレティコを離れるつもりはない」と残留の意志を強調した。
EURO2016でも得点王に輝く活躍を見せ、バロンドールの有力候補の一人にも挙げられるグリーズマンだが、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドやバルサのFWリオネル・メッシを抑えての受賞は難しいと考えている様子だ。「チャンピオンズリーグとEUROで優勝したクリスティアーノには受賞の資格がある。メッシも例年通りゴールを決め続けていくだろう。彼らを上回るのは難しそうだよ」と語った。
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