レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
あと1枚のイエローカードで、次節バルセロナ戦でのカード累積による出場停止が確定してしまうところだった、レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは、ヒホン戦でカードを貰うことなくプレーし、最悪の事態を無事に回避した。26日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
同紙では「ジダン、ラモスを72分まで起用。カード受けずに、クラシコでプレーへ」という記事を掲載し、ジネディーヌ・ジダン監督が、ヒホン戦でギリギリまでラモスを起用したことを伝えている。
このヒホン戦では、ジダン監督は、主将にして、DF陣の要であるラモスがイエローカードを受けないようにという命題を掲げて彼をピッチに送りだした。72分、2-1とマドリー1点リードと試合は拮抗していたが、ジダン監督はこれ以上のリスクは冒せず、ここでラモスをベンチに下げた。
ラモスの交代から程なく、彼の代わりにセンターバックに回っていたDFナチョがPKを与えるという事態も起きたが、相手キッカーのミスによりこのピンチを回避。無事に勝利も収め、ラモスもイエローカードを貰うことなくピッチを後にでき、ジダン監督としてはヒヤヒヤながらもミッションを遂行したというところだ。
ラモスという重要な役者の出場停止が回避されたことは、クラシコというビッグマッチを楽しみにしている世界中のサッカーファンにとって喜ばしいニュースであろう。
【了】