コパ・デル・レイのトロフィー【写真:Getty Images】
スペイン3部のギフエロは、現地時間30日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦1stレグでアトレティコ・マドリーと対戦するが、その際にアトレティコが保有するGKを出場させることができずに困っているようだ。26日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
サラマンカ地方にあるギフエロは、“ハモン・イベリコ”と呼ばれるスペインのみで作られる黒豚イベリア種の生ハムが地元の名産品だ。この理由から、同街を本拠地とするチームもスライスされた“生ハム”を今季のアウェイユニフォームのデザインとして使用することに決定。そして同チームは、現地時間10月12日に行われたコパ・デル・レイ3回戦で4部のシルボネロを2-1で下し、4回戦に駒を進めた。
しかし、ここで問題が発生。ギフエロは第4回戦でアトレティコと対戦するが、2名しかいないGKのうちの1人はアトレティコからレンタルしている20歳のGKカルロス・モラレスだ。このため、レンタル元と対戦する時には出場できないという条項が契約に含まれていることで、同GKをこの試合に出場させることができないのだという。
これによりギフエロは、さらに下部のリーグから若いGKを正GKエンリケ・ロヨの控えとして招集せざるを得なくなくなったようだ。このため、ギフエロはモラレスを出場させることができるようアトレティコに温情を求めたとされているが、返事はまだ返って来てはいないと報じられている。
コパ・デル・レイ4回戦へと進出したギフエロだが、ここで予期せぬ問題と遭遇してしまったようだ。
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