パオロ・マルディーニ氏【写真:Getty Images】
ミランの黄金時代に主将を務めたクラブのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏は、ロシアのクラブからスタッフ入りの誘いを受けていたようだ。25日に露メディア『チャンピオナート.com』が伝えている。
現役時代にはミランでクラブ歴代最多となる902試合に出場し、25年間のプロキャリアを捧げた同クラブで26のクラブタイトルを獲得したマルディーニ氏。同氏は少し前にミランの幹部入りを打診されて入閣が噂されていたが、結局このオファーを断る決断をしている。
しかし、過去にはロシア1部の強豪ゼニトからテクニカルスタッフ入りの誘いを受けていたという。現在ローマで指揮官を務めるルチアーノ・スパレッティ監督がゼニトで指揮を執っていた時に、マルディーニ氏は同監督からスタッフの一員に加わってほしいと要請を受けたようだ。
先日カザフスタンで行われたイベントに参加したマルディーニ氏は、「私はゼニトに行っていたかもしれなかった」と述べると、「スタッフの一員に加わってほしいとスパレッティ監督から電話を受けた」とオファーを受け取っていたことを告白。そして、「私はその役目を務めたくはなかったから断った」と否定の返事を返したことを明かしている。
「地理的な理由の他に、ロシアはイタリアには近くはないからね。だからこのクラブで仕事をする気にはなれなかった」
引退後もファンに愛され、ミランのフロント入りを期待されていたマルディーニ氏。最近ではそのオファーをも断っているが、果たして近い将来ミラン、或いは別のクラブで勤しむ新たなマルディーニ氏の姿を目にする日は訪れるだろうか。
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