元ユベントスのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏【写真:Getty Images】
元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は、ちょうど20年前の1996年11月26日に記録した記念すべきゴールについて自身の公式ブログで振り返った。
現在のFIFAクラブW杯の前身であるトヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)は、欧州王者と南米王者の一発勝負によりクラブ世界一を決める大会として、毎年この時期に日本で開催されていた。1996年にはユベントスがアルゼンチンのリーベル・プレートと対戦し、22歳の若手だったデル・ピエロ氏のゴールにより1-0で勝利を収めて世界一のタイトルを獲得した。
デル・ピエロ氏は20年前のこの日を「特別な日」として振り返っている。「キャリアの中で重要なゴールを挙げる時、いつも東京でのゴールを挙げる。試合を変え、試合を決め、私のキャリアや人生も少し変えたゴールだった」とリーベル戦でのゴールの意味を強調した。
親日家としても知られるデル・ピエロ氏は、震災被害者への支援も行うなど、今でも日本との密接な関係を維持し続けている。「日本との、そして日本の人々との素晴らしい関係が始まったこと」こそが、20年前の11月26日から現在まで抱き続けている多くの思い出の中のひとつだと同氏は述べた。
ユーベを世界一に導いたデル・ピエロ氏は、その後も同クラブの象徴的存在として長年にわたって活躍を続け、通算6度のセリエA優勝などのタイトルを獲得。2012年にユーベを離れたあとオーストラリアとインドでもプレーした。
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