レアル・マドリーのイスコ【写真:Getty Images】
新たな”禁断の移籍”が実現する可能性もあるのだろうか? レアル・マドリーのスペイン代表MFイスコの獲得に向け、宿敵バルセロナが関心を抱いている模様だと26日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
今シーズンの開幕当初には出場機会が激減していたイスコは、今後の移籍市場でマドリーを離れる可能性が高いのではないかと騒がれていた。ここのところはレギュラー陣の負傷もあって出場時間を伸ばし活躍を見せているが、2018年6月までとなっている契約が延長されていない状況に変わりはない。
マドリーを離れることになるとすれば、プレミアリーグの強豪クラブなどが有力な移籍先の候補ではないかと伝えられていたが、マドリーにとって国内の最大のライバルであるバルサもイスコに目をつけていると報じられた。イスコの能力への高い評価や、24歳という若さ、契約満了が近づくことで巨額の移籍金が不要となることなどがその理由だという。
かつてルイス・フィーゴ氏の移籍が大きな騒動を呼んで以来、スペイン2強の間にはお互いの選手を狙わないという”紳士協定”が結ばれていたものの、マドリーがバルサのFWネイマールの獲得を試みていたことで協定はすでに破られたとの見方が伝えられている。
イスコがマドリーとの契約満了を迎える2018年にはMFアンドレス・イエニスタが34歳となっていることもあり、バルサはその後継者としてイスコに目をつけているのだという。マドリーとしては宿敵バルサに貴重な戦力を譲り渡すことを避けるため、イスコとの契約延長を急ぐか、プレミアリーグへ移籍させようとするのではないかとも予想されている。
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