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Jリーグ 8年前

J1昇格プレーオフ準決勝激闘史。「生き残り」かける90分。歴史になった「山の神」降臨【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2014年、アディショナルタイムに生まれたドラマ

後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを奪ったGK山岸範宏
後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを奪ったGK山岸範宏【写真:Getty Images】

【ジュビロ磐田(4位) 1-2 モンテディオ山形(6位)】

【得点者】
[磐田]
山崎亮平(45+3分)
[山形]
ディエゴ(26分)
山岸範宏(90+2分)

 このシーズンは5位と躍進したギラヴァンツ北九州がJ1ラインセンスを保有しておらず、3チームによるトーナメントとなった。4位・ジュビロ磐田と6位・モンテディオ山形が激突し、歴史に残るゴールが生まれている。ディエゴのゴールで山形が先手を取ると、前半終盤に山崎亮平の得点で磐田が試合を振り出しに戻す。磐田はドローでも決勝進出だったが、ドラマは終わらない。

 日本サッカー史に永久に刻まれるであろう一発が生まれるからだ。後半アディショナルタイムの92分、GK山岸範宏がCKを頭で合わせると、ボールはネットに吸い込まれた。この奇跡のゴールが決勝点となり、山形が決勝に駒を進めたのだった。磐田の名波浩監督は後に、この失点について「世界中に恥を晒した」とこの敗戦を振り返っている。

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