将来イタリア代表の守護神になるとみられているミランに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、ユベントスが獲得を狙っていると噂されているが、同選手の兄がその可能性を否定している。24日付の伊紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じた。

　ドンナルンマには、同じくGKとしてプレーしているアントニオという名の兄がいる。同選手もミランの下部組織で育った選手だが、結局一度もファーストチームでプレーすることのないままイタリアの下部リーグを渡り歩いた後、今季にギリシャ1部のアステラス・トリポリスへと移籍した。

　そのアントニオは、弟がユベントスへ移籍するとは全く考えてはいないようだ。ここ何年もの間イタリア代表の守護神をチームに所属させて来たユベントスは、GKジャンルイジ・ブッフォンの後継者としてドンナルンマの獲得を狙っていると噂されているが、アントニオはその可能性を否定する発言をしている。

「ブッフォンの次にイタリア代表の守護神になるのは彼だよ。だけど弟を良く知っている者からすれば、どんなことがあっても彼はミランから去らないね。彼はずっとミラニスタだから本当にミランで幸せなんだ」

　大先輩のブッフォンに続き、次世代のレジェンドとなることが有望視されているドンナルンマ。しかし兄のアントニオからすれば、ブッフォンの後継者になるのはイタリア代表だけのようだ。

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