元イタリア代表のマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
イタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、ニースのFWマリオ・バロテッリの代表復帰を検討するため同選手と話をする意向を明かしている。23日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
若くしてイタリア代表で活躍し、エースとしてチームを背負っていくことが期待されていたバロテッリ。だがピッチ外での様々な問題行動に加え、所属クラブで調子を落として出場機会を失ったことで、イタリア代表からも遠ざかることになってしまった。
だが今季から加入したニースではここまで公式戦9試合出場で7ゴールと好調なプレーを見せ、代表復帰を推す声も上がり始めた。10月、11月のロシアW杯欧州予選にはバロテッリを招集せず、「人はすぐに変わるものではない」と話していたヴェントゥーラ監督だが、バロテッリの動向を注視し続けていることは認めている。
今週ヴェントゥーラ監督は、今後の代表候補となり得る若手選手たちを招集して合宿を行っているが、そこにもバロテッリの姿はない。「バロテッリは合宿に呼ぶような選手ではない。彼はW杯にも出場したような選手なんだ」と指揮官は語る。
「これから3月までは試合がない時期なので、彼と話をしたいと思う。会いに行ける機会があるだろう。我々は彼の問題が何であるか分かっているし、彼が自分自身のことに取り組めば、その後は他の重要な選手たちと同じように扱うことになる」とヴェントゥーラ監督は話している。
イタリア代表は来年3月24日にW杯予選のアルバニア戦、同28日にオランダ代表との国際親善試合を予定している。バロテッリが今後も好調を維持し、余計な騒動も起こさなかったとすれば、復帰のチャンスもあるのかもしれない。
【了】