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英選手もクリスマス休暇が欲しい? 「わざと警告を…」と元主審が明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

ハワード・ウェブ
元プレミアリーグ主審のハワード・ウェブ氏【写真:Getty Images】

 クリスマスの時期に仕事から解放されるため、主審に対してイエローカードを出すよう要請する選手もいるのだという。元プレミアリーグ主審のハワード・ウェブ氏が、23日に英メディア『BTスポーツ』で過去の体験を明かしている。

 欧州の大半のリーグがクリスマスから年明けにかけてはリーグ戦を中断する一方で、イングランドをはじめとするイギリスではサッカー選手に休暇はなく、むしろ普段以上の過密日程となる独特のスケジュールが組まれている。特に、「ボクシング・デー」と呼ばれる12月26日に必ず試合が組まれることはプレミアリーグの風物詩となっている。

 だが、本音としてはクリスマスの時期には家族とともに過ごしたいと考えている選手も多いのかもしれない。2014年までプレミアリーグで笛を吹いていたウェブ氏は、ボクシング・デーの試合に警告累積で出場停止となりたい選手から、イエローカードを出すよう頼まれたこともあったと明かした。

「クリスマスの頃の時期には、プレミアリーグの選手がイエローカードを頼んでくることもあった。『イエローをもらえれば願ったりだ』と彼らは言うんだ。ファンとしては聞きたくないことだろうがね」とウェブ氏は話している。相手選手を掴んだり、ボールを蹴り出したりしてイエローカードを受けようとした選手もいたとのことだ。

 今季のプレミアリーグでも、12月26日から28日にかけて第18節の試合が組まれている。続いて12月31日と2017年1月1日に第19節、1月2日から4日にかけて第20節、1月7日前後にはFAカップ3回戦という過密日程だ。

【了】

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