PKを献上したDFファビオ・コエントラン【写真:Getty Images】
現地時間22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)第5戦のスポルティングCP戦でPKを献上してしまったレアル・マドリーのDFファビオ・コエントランが、自らの罪を認めた。試合後に行われたインタビューの内容を23日に『フォックス・スポーツ』など複数メディアが報じている。
コエントランは71分にDFマルセロと交代して入ると、80分にスポルティングCPのFWジョエル・キャンベルがハンドをしたことを主審にアピールすべく両手を高く上げた。すると、不運にもエリア内でボールがその手に接触し、主審はコエントランのハンドを取ってPKを指示。これをMFアドリアン・シウヴァに決められ、終盤に勝利を逃させるリスクをチームに負わせてしまった。
コエントランは、試合後にこのハンドについて「とんでもなく馬鹿なことをしてしまった」と自らの罪を認めると、「運が悪かった。ハンドをしたことをアピールしようとして僕がハンドをしてしまったんだからね」と自分を責めた。
長期離脱から復帰したばかりのコエントランは、戻ってきたマドリーで今季はまだ128分間しか出場していない。ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取るためにもこの試合でアピールする必要があったが、残念ながらそのチャンスを生かすことはできなかった。
「僕の前には世界で最も優れた左サイドバックであるマルセロがいる。僕はもらったチャンスを生かさなければいけないけれど、これまでひどいプレーしかしていない」
期限付き移籍していたモナコから復帰し、ジダン監督のもとで心機一転を図ろうとしていたコエントラン。しかし、せっかくのチャンスを台無しにしてしまったようだ。
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