ビクター・モーゼス
ビクター・モーゼス【写真:Getty Images】
[ポジション]
右ウイングバック
2012年夏にチェルシーに加入したものの、チームに定着したのは移籍初年度のみで、その後はレンタル移籍でたらい回しに。今季開幕前に再び復帰するも、当初はコンテ体制では控えになると思われていた。
もはや忘れられた存在と言われることもあったが、ウイングバックのポジションで起用された途端、キャリア最高のパフォーマンスを披露。持ち前のスピードでサイドを駆け上がったかと思えば、抜群の運動量で守備にも参加する。6試合連続の完封勝利に裏には、モーゼスの貢献が大きいことは明らかである。
これまで歴代監督は4-2-3-1-や4-3-3のシステムでモーゼスの使いどころに困っていたようだったが、ハードワークが求められるウイングバックのポジションにおいてコンテ監督の要求を完全に満たしている。
4年間で3クラブへのレンタル移籍を経験したモーゼスだが、ようやく安寧の地を見つけられたようだ。
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