ダビド・ルイス
ダビド・ルイス【写真:Getty Images】
[ポジション]
センターバック(中央)
今季2年ぶりに古巣復帰を果たしたダビド・ルイスだが、再獲得自体に懐疑的な目を向ける現地メディアもあった。その懸念を証明するように、シーズン当初に採用されていた4-1-4-1システムでは控えという立場だった。
しかし、コンテ監督が3-4-3を導入すると3バックの中央のポジションを確保。新布陣移行後はリーグ戦全試合でフル出場を続けている。3バックの中央にポジションを取ることで、持ち前のパスセンスやフィードの正確さが生き、攻撃面での貢献が顕著となった。
4バックを用いていたモウリーニョ体制では、ブラジル人DF特有の“攻撃好き”と軽い守備が仇となり、出場機会の減少やボランチで起用される試合も増えた。
それでも3バックのシステムでは両脇にアスピリクエタとガリー・ケーヒル、前方にはカンテとネマニャ・マティッチという守備力のあるボランチのサポートもあってディフェンス面での負担も軽減された。
ヘディングにはめっぽう強いタイプで、負傷明けでベンチを温めているキャプテンのジョン・テリーに比べればスピードにも優れるため、DFラインを高く設定できるのも利点のひとつである。
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