マルコ・ロイスがついにピッチへ帰ってくる【写真:Getty Images】
今年5月以来、長らく負傷に悩まされていたマルコ・ロイスがついにピッチへ帰ってくる。
ボルシア・ドルトムントのクラブ公式サイト上で、ロイス本人が「すべてがうまくいけば、火曜日(22日)の午後、(試合に)関われると願っている。もしピッチへ出ていって活躍できればハッピーだ」とコメントした。
同選手はチャンピオンズリーグ(CL)のレギア・ワルシャワ戦の前日にあたる21日のトレーニングを無事に消化し、およそ半年ぶりに復帰する準備が整ったという。「水曜日(16日)の練習の後、僕はかかとに問題を抱えていた」と語る“ガラスのエース”は、週末のバイエルン・ミュンヘン戦を欠場していた。
「いまの僕たちには試合の中での継続性が必要。ウィンターブレイク前に残された試合で自分たちにふさわしい結果を残し、順位表のトップ近くにとどまり続けたい」と復帰に向けて意気込み十分だ。
ロイスは今年5月に内転筋を痛め、夏のEURO出場も諦めなければいけなかった。一時はドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督が「マルコは深刻なフィットネスの問題を抱えている。現段階ではまっすぐ走ることしかできない」と語るほどの状態で、本格復帰までに半年もかかってしまった。
なおドルトムントはCLですでにグループステージ突破を決めており、これからの2試合の重要度はリーグ戦に比べて低くなる。まずはグループ最下位のレギア・ワルシャワ戦で様子を見ながら、段階的に強度の高い試合へ移行していく流れになるだろう。
文句なしのワールドクラスと言える才能を秘めながら、度重なる負傷によってキャリアアップを阻まれてきたロイス。今度こそフィジカルコンディションを万全に整え、真のポテンシャルを開花させることができるだろうか。
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