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ラーション親子がファンの攻撃対象に。母国名門の2部降格で一触即発

text by 編集部 photo by Getty Images

ヘンリク・ラーション氏
元スウェーデン代表のヘンリク・ラーション氏【写真:Getty Images】

 かつてセルティックやバルセロナなどで活躍した元スウェーデン代表のヘンリク・ラーション氏が、自身が監督を務めるヘルシンボリのサポーターと衝突する事件があった。英メディア『BBC』などが伝えている。

 ヘルシンボリはスウェーデン1部リーグ・アルスヴェルカンのレギュラーシーズンを16チーム中14位で終え、2部3位ハルムスタッドとの入れ替え戦に臨んだ。そのセカンドレグが現地時間20日に開催され、ヘルシンボリの降格が決定している。

 同チームにはラーション監督の息子であるヨーダン・ラーションも所属しており、入れ替え戦セカンドレグではゴールも決めている。

 降格に激怒した一部ファンは、フードで顔を隠してヨーダン・ラーションを囲み、ユニフォームを奪っていった。また、ラーション監督もファンと一触即発の状態となっている。

 指揮官は試合後、「彼らの不満は理解できる」とした上で、「彼らがヨーダンを攻撃しているのを見ていたら、私はそこに乗り込んだだろう」と怒りのコメント。しばらくは息子をホームタウンから離すかもしれないと語り、「私はこの街で暮らし、仕事をしている。注意しなければいけないし、一人で出歩くことはない」と、警戒心を強めた。

 また、フーリガンが家にやってきたらどうするかと問われると、ラーション監督は「うちにはたくさんの犬がいる」と答えている。

 ヘルシンボリは7回のリーグ優勝を誇るスウェーデンの名門クラブだ。

【了】

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