アーセナルのU-23チームでプレーするドゥビュシー【写真:Getty Images】
アーセナルに所属するフランス代表のDFマテュー・ドゥビュシーは、出場機会を求めて今冬にクラブから去る可能性が高まっているようだ。20日付の英紙『デイリー・スター』が報じている。
ドゥビュシーは、2014年夏にニューカッスルから1200万ポンド(約16億円)でアーセナルに加入。しかし加入1年目には怪我に悩まされて出場機会を失うと、2年目にはスペイン代表DFエクトル・ベジェリンにポジションを奪われたために出場機会を求めてリーグアンのボルドーに期限付き移籍した。
そして今季に復帰したが、これまで一度もファーストチームには招集されていない。さらにはベジェリンが怪我で離脱していたにもかかわらず、現地時間19日に行われたプレミアリーグ第12節のマンチェスター・ユナイテッド戦でも招集メンバーから外れ、この約2年間でのアーセナルの公式戦出場数は僅か22回にとどまっている。
最早アーセン・ヴェンゲル監督から忘れられた存在となっており、過去にも出場機会を求めて移籍を検討した背景から、現在31歳のドゥビュシーは今冬に移籍する可能性が高いとみられているようだ。そこで、ローマとガラタサライが同選手の獲得に関心を示しているという。
ローマは、昨年にもドゥビュシーの獲得に動いたようだ。当時チームを率いていたリュディ・ガルシア前監督(現マルセイユ監督)が、リールで指揮官を務めていた時に同選手を指導した経験を持つことから獲得を狙ったものの成立には至らなかった。
アーセナルと2019年までの契約が結ばれているドゥビュシー。しかし、今冬には同選手の獲得を巡る争奪戦が行われることになるかもしれない。
【了】