去就が注目されているフランク・ランパード【写真:Getty Images】
チェルシーの指揮官であるアントニオ・コンテ監督は、メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティを今シーズン限りで退団する元イングランド代表MFフランク・ランパードの現時点での古巣復帰を考慮していないようだ。20日付の英紙『ザ・サン』を含む複数紙が報じている。
今月14日にNY・シティは、38歳のランパードが今シーズン限りで退団すると発表した。これに伴い、同選手は他クラブで現役を続行するのか、あるいは引退して指導者としての道を目指すのかといった様々な憶測が飛び交っており、その去就が注目されている。
現役を続行するのであれば、プレミアリーグへの昇格を目指すイングランド2部のニューカッスルとブライトンが来季のランパードの移籍先として名乗りを上げているという。そして、MLSのオーランド・シティやロサンゼルス・ギャラクシーも獲得に関心を示しているようだ。
反対に現役を引退するのであれば、古巣チェルシーが13年間で648試合に出場したランパードをコーチングスタッフとして迎えたがっているとも報じられている。しかし、未だにランパード本人が今後の決断をしていないことから、コンテ監督はその可能性は低いと考慮しているようだ。
「ランパードは偉大な選手だったよ。ファンタスティックな選手だったし、彼はこのクラブのレジェンドだ。だけど私からすれば彼はまだ現役選手だから、“もし”という質問には答えられないし、彼の将来については分からない」
先日にはMFスティーブン・ジェラードと共にイングランド代表の新体制への“入閣”も噂されたランパード。一体どのような決断をするのか、その去就がますます注目されそうだ。
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