ガラタサライに所属するヴェスレイ・スナイデル【写真:Getty Images】
現地時間20日にイタリア・セリエA第13節でミランとインテルによる伝統の“ミラノダービー”が行われたが、かつてインテルに在籍していたガラタサライに所属するオランダ代表MFヴェスレイ・スナイデルはミランを応援していたかもしれない。20日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』で同選手が衝撃的な告白をしている。
スナイデルは2009年夏から3年半インテルに在籍。その間チームの中心選手として活躍し、イタリア史上初の主要タイトル3冠達成に大きく貢献した。
しかし負傷などの影響で不振に陥ると、減俸を求めるインテルとの契約延長交渉が難航。その結果出場機会を奪われて、結局2013年1月にガラタサライへと移籍した。
スナイデルは、当時の状況について「インテルには全てを注いだけれど、良い別れ方ではなかったね。踏みにじられたと感じた」と振り返っている。そして、「小さい頃からの僕の夢はミランでプレーすることだったんだ。だからもしイタリアへ戻ることがあれば、ミランでプレーしたい」と、同街に本拠地を置くインテルのライバルチームへの加入を望む衝撃的な告白をした。
しかし、セリエAへの復帰の可能性は低いと感じているようだ。
「もう戻って来るとは考えていないよ。トルコで居心地が良いんだ。セリエAの試合は見ているけれど、最早5年前のサッカーではなくなったね。以前よりクオリティが落ちたけど、ミランは僕にとって神話的なクラブだし、引退する前にプレーしてみたい」
以前にはユベントスにから関心を示されたと報じられたスナイデルだが、果たして32歳のスナイデルは将来もう一度セリエAの舞台に戻って来るだろうか。
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