バルセロナ対マラガは0-0のドロー【写真:Getty Images】
現地時間19日に行われたリーガエスパニョーラ第12節、バルセロナ対マラガの一戦は0-0のドローに終わったが、マラガは危うくメンバー起用の不備により敗戦を宣告されるところだったという。20日付のスペイン紙『ディアリオ・スル』が伝えている。
マラガは2人の退場者を出しながらも、敵地カンプ・ノウでの王者相手の一戦をドローに持ち込んだ。だが一歩間違えば、ピッチ上での健闘が無駄になっていた可能性もあったようだ。
リーガの規定によれば、各チームが試合に起用するメンバーには、背番号1から25までを与えられてトップチームに正規登録されたプロ選手が7名以上含まれていなければならないとされている。マラガはバルサ戦の開始時点では、下部組織所属のMFパブロ・フォルナルスとMFハビ・オンティベロスの2人を含めたメンバーで試合に臨んでおり、プロ選手は9名だった。
後半半ばを過ぎ、DFディエゴ・ジョレンテが退場処分を受けたあと、オンティベロスは同じく下部組織のDFルイス・ムニョスと交代。だが81分にはFWサンドロに代えて下部組織のFWユセフ・エン・ネシリが投入され、この時点でピッチ上にはプロ選手が7名、非プロ選手が3名となった。
後半アディショナルタイムに入った96分にはパブロがベンチに下がり、トップチーム所属のMFドゥダが投入されたが、98分にはMFフアン・カルロスが退場に。直前にパブロがベンチに下がっていなければピッチ上のプロ選手は6人となり、マラガは規定により敗戦となるところだった。
規定を把握した上での選手交代だったのかどうかは定かではないが、ともかく結果はドロー。マラガは9人で試合を終えながらも勝ち点1を持ち帰ることができた。
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