インテルの長友佑都【写真:Getty Images】
【ミラン 2-2 インテル セリエA 第13節】
イタリア・セリエA第13節が現地時間の20日に行われ、ミランとインテルによる”ミラノダービー”は2-2のドローに終わった。後半途中から交代出場したインテルの日本代表DF長友佑都に対し、イタリアメディアは及第点の評価を下している。
この試合で初陣を迎えたステファノ・ピオリ監督のもとでベンチスタートとなった長友は、インテルが1-2でリードされた65分に左サイドバックに投入された。ミランの右サイドから2ゴールを記録していたスソへの対応を求められる重要な役割を与えられての出場だった。
イタリア『インテルニュース.it』『カルチョメルカート.com』『トゥットメルカートウェブ』はいずれも、左サイドバックで先発していたDFクリスティアン・アンサルディに「5」と厳しい評価をつける一方で、長友を「6」としており、交代により左サイドが改善されたという見方を示している。『スカイ』は長友に「6.5」をつけた。
『トゥットメルカートウェブ』は「意欲は良かったが、それだけ」と厳し目の寸評だが、『カルチョメルカート.com』は長友が「よりバランスをもたらした」と評価。『インテルニュース.it』は「少なくとも常に攻撃をサポートできる位置にいた。後ろでは自由にやらせなかった」と評している。
インテルの他の選手では、ゴールを決めたMFアントニオ・カンドレーバとMFイバン・ペリシッチ、前半途中で負傷交代するまで無失点に貢献していたDFガリー・メデルなどが高評価を得ている。ミランはやはり2得点のMFスソが各メディアで最高点となった。
好調なライバルに対し追いついてのドローという一定の結果を得て新体制をスタートさせたインテルは、24日にはヨーロッパリーグでイスラエルのハポエル・ベア・シェバと対戦。週末のセリエAではフィオレンティーナをホームに迎える。
【得点者】
42分 1-0 スソ(ミラン)
53分 1-1 カンドレーバ(インテル)
58分 2-1 スソ(ミラン)
92分 2-2 ペリシッチ(インテル)
【了】