バルセロナのジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
バルセロナのお膝元、カタルーニャメディアの『ムンド・デポルティーボ』は20日、「異なる判定基準がレアル・マドリーの首位の座を守った」と報じている。
リーガエスパニョーラ第12節、2位バルセロナはホームでマラガと、首位レアル・マドリーはアウェイでアトレティコ・マドリーとそれぞれ対戦。バルセロナは0-0のスコアレスドローで勝ち点1だけを積んだのに対し、マドリーは3-0で勝利し勝ち点3を獲得した。
この結果、試合前に2ポイント差だった両者の勝ち点差は4へと広がった。結果次第では首位の座が入れ替わる可能性があったものの、マドリーが差を広げることとなった。これに対し『ムンド・デポルティーボ』紙は、この両者の明暗を分けたのは主審の判定の差だと指摘している。
バルセロナ戦では85分、ペナルティエリア内でジェラール・ピケがミケル・ビジャヌエバに倒されたプレーが、明らかにPKであったのに見逃されたと主張する一方で、マドリー戦では、ステファン・サビッチがクリスティアーノ・ロナウドを倒しPKとなったプレーに関し、サビッチのファウル以前にロナウド自身のファウルがあったと指摘する。
こうした判定の明暗が今節の結果を分けたというのが同紙の主張だ。同紙がバルセロナ贔屓なのは既に日本でもよく知られているが、こうしたメディアを巡るマドリーとの対抗意識の強さを改めて痛感させられる記事であろう。
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