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「デ・ブール解任は間違っていた」。インテルを3冠に導いたFWが古巣の決断に疑問

text by 編集部 photo by Getty Images

ディエゴ・ミリート
元インテルのディエゴ・ミリート【写真:Getty Images】

 かつてインテルを“3冠“に導く活躍を見せ、今年現役を引退した元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートは、古巣が監督を交代した決断は間違っているという考えを述べた。20日、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がインタビューを伝えている。

 2009年にジェノアからインテルに加入したミリートは、そのシーズンのチャンピオンズリーグ決勝バイエルン・ミュンヘン戦で2ゴールを挙げるなど、3冠達成の偉業に大きく貢献。その後2014年までインテルでプレーし、母国の古巣ラシン・クラブに復帰したあと、昨シーズン限りでスパイクを脱いだ。

 ミリートの古巣インテルは今季の成績不振によりフランク・デ・ブール前監督を解任したが、賢明な判断ではないとミリートは考えているようだ。「彼には素晴らしい印象を持っていた。追い出すのは間違いだったと思う」と見解を述べた。

「人間としても監督としても素晴らしく、勝てる考え方を持っている。チームとクラブに新たなメンタリティーを植え付けることができていたはずだ。時間を与えるべきだった」とデ・ブール前監督の退任を惜しんでいる。

 代わってインテルの新たな指揮官に就任したステファノ・ピオリ新監督は、20日にミランとのダービーマッチで初陣を迎える。「ミランの方が良い状態で試合を迎えている。陣容はインテルの方が上だが、ここまではミランの方がよりチームとして戦ってきた」とミリートは古巣の不利を予想した。

 ピオリ監督がデ・ブール前監督から引き継いだインテルは前節終了時点で10位。ライバルのミランは3位と今季久々に好調だが、ダービーマッチで新監督の初陣を飾ることができるだろうか。

【了】

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