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モウ、ルーニー事件で協会の対応批判「借りたものは大事に扱うべきと学校で習った」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、同クラブのFWウェイン・ルーニーがイングランド代表での”泥酔事件”を起こしてしまったのはイングランドサッカー協会(FA)の対応に問題があったとして不満を口にしている。18日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

 ルーニーはロシアW杯欧州予選のためイングランド代表の招集を受けたが、現地時間11日に行われたスコットランド戦に出場したあと、翌日に代表チームのホテルで見せてしまった醜態が大きな話題となった。深夜まで飲んで泥酔し、無様な姿を見せていたことが報じられてしまった。

 モウリーニョ監督は問題を起こしたルーニー本人ではなく、同席していながらその事態を止めることができなかったFAスタッフに対して怒りを抱いていると報じられていた。18日の会見では実際に、FAの対応への不満をのぞかせた。

「私が言えるのは、選手が代表チームに行けば、その選手は代表チームに属するということだ」とモウリーニョ監督は責任の所在を主張。「私は子供の頃から、誰かに何かを借りたとすれば、自分のもの以上に気を付けて扱うべきだと教えられてきた。学校の頃からそうだろう? 友人から鉛筆を借りたなら、自分の鉛筆以上に気を付けるべきだ」と、FAが”借り物”ルーニーの扱いに十分な注意を払わなかったとして非難している。

 これまでクラブチームでしか指揮を執っていないモウリーニョ監督だが、「いつか私が代表監督になったとすればそうするだろう」ともコメント。だがイングランド代表のガレス・サウスゲート暫定監督を責めるつもりはないとも述べている。

 ルーニーは膝の軽い負傷のため15日に行われたスペイン代表との国際親善試合を欠場したが、ユナイテッドに戻った後は「他の選手たちと同じように練習している」とのこと。19日のプレミアリーグ第12節アーセナル戦の出場に問題はないという

【了】

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