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メッシ、ピッチ外でも”救世主”に。アルゼンチン協会職員の未払い給料を肩代わり

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、アルゼンチンサッカー協会(AFA)の職員らを助けるため、未払いとなっていた給料を肩代わりしたという。アルゼンチンのジャーナリストが同国のラジオ局『メトロ』に語ったとして、18日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えた。

 アルゼンチンのサッカー界は2年前にフリオ・グロンドーナ会長が死去して以来混乱に陥り、今年6月には国際サッカー連盟(FIFA)の正常化委員会による管理下に置かれた。経済的にも困窮しており、職員らの給与支払いも大幅に遅れているという。

 伝えられたところによれば、今月10日にアウェイで行われたロシアW杯南米予選のブラジル戦に向けてチームがホテルに滞在していた際に、AFAのセキュリティースタッフ2、3名がメッシの部屋を訪問。「5、6ヶ月給料を受け取っていない」と訴え、代表キャプテンであるメッシに状況改善への助力を懇願したとのことだ。

 メッシはこの話を聞くと、自身の金銭面を管理する父親のホルヘ・メッシ氏に連絡を入れて協力を要請。ホルヘ氏はすぐさま必要な金額を送金し、スタッフの給与を肩代わりしたという。

 ブラジル戦では0-3で完敗を喫する結果に終わったアルゼンチンだが、続いて15日に行われたコロンビア戦ではメッシの1ゴール2アシストで3-0の勝利を収め、W杯予選突破に向けて望みを繋いだ。ピッチ上でもたびたびチームの危機を救ってきたメッシだが、ピッチ外でもスタッフの救世主となったようだ。

【了】

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