東南アジアを熱狂の渦に巻き込むススギカップ。注目の10選手を一挙紹介
東南アジアが熱狂する2年に一度のサッカーの祭典「AFFスズキカップ」が11月19日にいよいよ開幕する。今大会の1次リーグは、ミャンマーとフィリピンの共同開催。既に各国代表は、それぞれの決戦の地へと赴いている。そこで今回は、今大会を楽しむために、注目すべき10選手をピックアップ。彼らを知らずして、東南アジアサッカーを語るなかれ。
GK:ハッサン・サニー(シンガポール代表:32歳)
タイと並んで最多4回の優勝を誇るシンガポールだが、近年はやや低迷気味。前回大会では、自国開催となった1次リーグを突破できず、国民を失望させた。そんなシンガポールが今大会で躍進するか否かのカギを握るのは、やはり東南アジアナンバーワンGKの呼び声も高いハッサン・サニーだろあ。イギリスの日刊紙『テレグラフ』が選ぶ「世界の現役GKベスト20」に東南アジアから唯一選出されたシンガポールの守護神だ。代表キャップ数は80を越え、現在はタイ1部アーミーユナイテッドに所属。東南アジアサッカー選手権(現AFFスズキカップ)では、2004年と2007年にシンガポール代表として優勝を経験している。
DF:ナジール・ナイム(マレーシア代表:23歳)
U-23マレーシア代表で主将を務め、左サイドバックを主戦場に活躍。2013年には、トライアルを経て、J3・FC琉球に加入するも出場機会はなく、マレーシアに帰国した。現在は、ペラFAに所属している。167cmと上背はないが、スピードと強烈なフリーキックを持つ。
FW:チャン・ワタナカ(カンボジア代表:22歳)
スピード豊かなドリブルと圧倒的な得点力が武器のレフティーで、国民の期待を一身に背負う「カンボジアの至宝」。所属するボーウング・ケット・アンコールでは、55試合出場で60ゴール、U-23カンボジア代表でも25試合出場で15ゴールという驚異的なハイペースでゴールを量産中、A代表でも既に8ゴールを挙げている。今オフには、J3・藤枝MYFCのトライアルに参加。契約前提のトライアルではないというが、もし契約となれば、カンボジア人初のJリーガーとなる。