CSKAモスクワのロマン・エレメンコ【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は18日、CSKAモスクワのフィンランド代表MFロマン・エレメンコにドーピング違反があったとして、2年間の出場停止処分を下すことを発表した。
エレメンコからは、9月14日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のレバークーゼン戦後に行われたドーピング検査の結果、コカインおよびその代謝産物の陽性反応が検出されたとのことだ。コカインは興奮薬として世界アンチ・ドーピング機構(WADA)による禁止物質に指定されている。
この結果を受け、UEFA管理・倫理・規律委員会(CEDB)はエレメンコに対してあらゆる大会への参加を2年間禁じる処分を下すことを決定した。暫定的出場停止処分が下された2016年10月6日が処分の起点となる。エレメンコには3日以内に異議申し立てを行うことが認められている。
過去にウディネーゼ、ディナモ・キエフ、ルビン・カザンなどでプレーした29歳のエレメンコは2014年夏にCSKAに加入。暫定処分を下されるまで今季の国内リーグでもCLでもレギュラーとして先発出場を続けていた。問題となったレバークーゼン戦ではチームの同点ゴールを記録し、2-2のドローに貢献していた。
【了】