アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督(左)とレアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
現地19日に行われるアトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーのマドリードダービー。大手ブックメーカーでは軒並みアトレティコ勝利が人気となっているようだ。17日、スペイン紙『アス』が報じている。
ダービーを60時間後に控えた時点で、「bwin」「bet365」など大手4社がはじき出すオッズの平均は、アトレティコ勝利が2.40ユーロ(約280円)、マドリー勝利が2.99ユーロ(約350円)、そして引き分けが3.29ユーロ(約385円)となっており、いずれもアトレティコ勝利が人気となっている。
アトレティコ勝利の人気が、マドリー勝利を上回るのは実に17試合ぶりということだ。大都市マドリードを2分するこの決戦は、近年極端な傾向になっている。2013/14シーズンの第7節でアトレティコは実に14年ぶりにマドリーに勝利した。しかし、そこからここまでの5試合はアトレティコが3勝2分と盛り返している。
もっとも、これはリーグ戦に限ったもので、この間チャンピオンズリーグでは2度の決勝を含む4試合で対決し、マドリーが3勝1分けと圧倒している。
今回は、首位マドリーに4位のアトレティコが挑む形になるが、アトレティコにとっては、本拠地ビセンテ・カルデロンでの最後のダービーということで、いつも以上に気合いを入れてくることだろう。近年の相性の良さ、本拠地でのラストダービーという要因も含めてのアトレティコ人気であろうが、何が起こるかわからないのもまたダービーの醍醐味だ。アトレティコは人気通り勝利を収められるのか。
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