ブレンダン・ロジャース監督とマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
セルティックのブレンダン・ロジャース監督は、リバプールを率いていた際に指導したFWマリオ・バロテッリから「最悪の関係」だったと言われたことについて返答した。英ラジオ局『トークスポーツ』が17日に同監督のインタビューを伝えている。
現在フランスのニースに所属するバロテッリは、これまでのキャリアでともに仕事をした中で関係が最悪であった指揮官として、ロジャース監督の名前を挙げた。「正直に言って、ロジャースに最も失望を感じた。トレーニングは楽しめたが、関係は最悪だったよ」と話している。
バロテッリは2014年夏にミランからリバプールに加入したが、ロジャース監督のもとで過ごした2014/15シーズンに十分な活躍を見せることはできなかった。その後、バロテッリが期限付き移籍で古巣ミランにレンタルされたあと、ロジャース監督は解任されてリバプールを去ることになった。
バロテッリの発言について問われたロジャース監督は、「公平に言って、おそらく彼の言うことは全く正しいだろうね」と笑いながら返答。「マリオとは、あまり気持ちを通じ合わせることができなかった。彼はピッチ上ではベストを尽くしていたが、誰もが望んでいたようにうまくいかなかったのは確かだ」と続けた。
だがロジャース監督はバロテッリが選手として大きなポテンシャルを秘めていることは認め、今でも強い期待を抱いていると話している。「彼の才能に見合うインテンシティーを組み合わせることさえできれば、世界最高の選手の一人になれることは間違いない。今の彼はフランスでおそらく最後のチャンスを迎えている。大きな才能を発揮できることを願いたい」
バロテッリはニースでは順調にゴールを記録してチームの首位快走に貢献し、復活の兆しを見せつつある。ここ数年間は苦しい状況が続いていたが、今度こそロジャース監督も含めた周囲からの期待に応えることができるだろうか。
【了】