「シンジは『シンジの仕事』をした。ファンタスティックだ」
29日のトッテナム戦後、ラニエリ監督は「チームスピリットについて語る際、シンジ・オカザキの名前を出さないわけにはいかない」と話し、「シンジは我々にとってとても重要な選手だ。シンジはハードワーカーであると同時に敵の脅威でもある」と嬉々として語った。
さらに筆者の「岡崎が戻ったとことで、ここ2試合でチームスピリットが戻ったのか」という質問には、「シンジは『シンジの仕事』をした。ファンタスティックだ。どうだ、(この答えで)満足だろう?」と、独特な表現で返してきた。
この試合の岡崎にはムサ・デンベレとビクター・ワニヤマのマークのタスクが課された。その役割を忠実にこなした岡崎のプレッシングがワニヤマのミスを誘い、アフメド・ムサの同点弾を呼び込んだ。そして試合後の岡崎は、「戦い方がやっぱりはっきりするようになったと思う。僕はそこの利点を生かす能力があると思う」と冷静に分析し、こう続けた。
「4-4-2でいけば、多分、(9月17日の)バーンリー戦のように勝ちが転がり込んでくるときもある。オープンな戦いになって、自分たちが先に先制してイケイケ状態で点を取ってしまうということができる。でも、一つ失点とか、崩れたときに取り戻せない。そこで自分が4-4-2になりつつ、4-4-1-1にもなるみたいな。チームが嫌な空気になっているときに、使われるというのはよかった」