ベルト・ファン・マルヴァイク監督【写真:Getty Images】
【日本 2-1 サウジアラビア 2018年ロシアW杯アジア最終予選】
日本代表は15日、ロシアW杯アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。
敗れたサウジアラビアのベルト・ファン・マルヴァイク監督は試合後、「日本はこのグループの本命。勝つために全選手が最高レベルのプレーをしないといけなかったが、残念ながらそうではなかった」と振り返った。そして「日本の方がいいプレーをしたので勝利した」と敗北を認めた。
日本は本田圭佑、香川真司がベンチスタートとなったが、ファン・マルヴァイク監督は「99%予想通りだった」と明かす。
サウジアラビアは前半にPKで失点しているが、そのシーンについて指揮官は「そもそもあれはPKだったか、疑いを抱いている。ハーフタイムでも見たが、どうだったかなと思っている」と判定に疑問を投げかけた。
会見では、試合状況に応じてもっと適切な指示を出さなかったのか、という趣旨の質問も飛んだが、同監督は「真面目な質問をお願いします。そういった質問には答えない」といらだった様子も見せた。
後半は日本陣内に攻め込むシーンを作ったが、終盤の1点にとどまった。
「1-0になった時に日本は守りが深くなった。我々が行けるという瞬間はあったが、今日は選手全員のプレーが違いを作り出せるレベルにならなかった。全選手がトップレベルでプレーしないと到底勝てなかったが、そういう状況にはなかった」
ファン・マルヴァイク監督は「日本は勝つべくして勝った」と話したが、「先に進むしかない」とも述べており、気持ちを切り替えて次戦に向かっていくつもりだ。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
【了】