ドイツ代表のトーマス・ミュラー【写真:Getty Images】
サンマリノの報道担当官であるアラン・ガスペローニ氏が、バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表のFWトーマス・ミュラーの発言に対して痛烈に反論をした。13日に同氏が自身のフェイスブックで伝えている。
現地時間11日に行われた2018年W杯欧州予選で、ドイツ代表はサンマリノ代表に8-0の勝利をおさめた。この試合について試合後にミュラーは、「サンマリノ戦のような試合はプロサッカーとは何の関係もない試合だ」と述べると、過密日程やラフプレーで無意味なリスクを負う危険性から、「力差が明確な試合を行う意味が分からない」と不満を漏らした。
このミュラーの発言に対し、ガスペローニ氏は「ブンデスリーガがないことで、君の妻と豪華な君の邸宅のソファーに腰をかけていられることができたはずだった、或いは数千ユーロを稼ぐためにスポンサーによって組織された何かのイベントに参加することもできたはずだった週末に、君はほぼ無償でサンマリノまで来る必要はない」と皮肉で返答。
そして、「我々のような弱い相手にさえ君がゴールを決められなかったことが、この試合が役に立ったことを君に証明しているし、そして我々のGKが君のゴールを拒んだことに怒ったなんて言わないでくれよ」と、ミュラーが今季のブンデスリーガで未だに1得点も決められていないことを言及しながら、この試合が役に立った試合だったことを説明する10の理由を述べて反論した。
サンマリノ代表はこれまでW杯7大会の欧州予選を戦い、通算成績は60試合で2分け58敗と決して強い代表チームではないが、ミュラーは少しリスペクトに欠ける軽率な発言をしてしまったようだ。
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