ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のエディン・ゼコ【写真:Getty Images】
ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ゼコは、ロシアW杯欧州予選の試合で相手選手のユニフォームの短パンを引っ張り、“パンツ丸出し“にしたことで退場処分を命じられた。13日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
今季セリエAでは好調を維持し、すでに10ゴールを挙げて得点ランク首位タイに立っているゼコ。ボスニア代表でもエースを務めるストライカーは、現地時間13日に行われたアウェイでのギリシャ戦に臨んだ。
試合は前半に決まったオウンゴールでボスニアが1点をリードしていたが、残り15分を切ったところで騒動が発生。ファウルを受けて転倒したゼコがボールを抱えると、同点ゴールを狙うためプレー再開を急ぎたいギリシャは、ボルシア・ドルトムントのDFソクラティス・パパスタソプーロスがボールを奪い取った。
ゼコもこれに対抗して倒れたままの姿勢からパパスタソープロスの足を掴み、さらにユニフォームの短パンを引きずり下ろしてパンツ姿にさせてしまう。ゼコがそこから立ち上がると、短パンを下げられて両足の自由がきかないパパスタソプーロスはバランスを崩して転倒してしまった。このプレーに対してゼコはイエローカードを提示され、2枚目のカードにより退場となった。
その後の混乱の中でDFキリアコス・パパドプーロスも退場処分を受け、両チームとも10人に。試合はギリシャが後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪い、1-1のドローに終わっている。
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