北朝鮮が香港に勝利【写真:HKFA】
土曜日の夜に行われたEAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンドの最終戦で香港は北朝鮮に0-1の敗戦を喫し、来年の日本行きを逃すことになった。試合後のキム・パゴン監督は、敗戦に繋がったひとつのミスをことさらに強調していた。
接戦となった試合で違いを生んだのは、チョン・イルグァンが披露した個人技だった。香港のレオン・チュンポンからボールを奪ったチョン・イルグァンは、至近距離からボールを浮かせてのシュートでゴールネットを揺らした。
「ひとつのミスでやられてしまった。強いチームであれば見逃してはくれないようなミスだ」とキム監督は試合後に話している。
「学んでいくためには良い経験であり、香港のサッカーを発展させていく上で(今大会は)良い機会となった。これからはAFCアジアカップ予選に向けて準備を始めていかなければならない」
勝利を収めた北朝鮮のヨルン・アンデルセン監督は、3試合連続のクリーンシートを維持して計5ゴールを奪ったチームのパフォーマンスに満足する様子を見せた。
「今日の我々はサッカーをプレーしようとする姿勢を見せられたと思う。序盤には少し問題もあったが、プレーは試合ごとに良くなっていくものだ」とノルウェー人指揮官は語った。
「我々はしっかりと組織ができており、良い守備をしていた。攻撃面では常に危険であり続けた。それこそが、私がこれまでの6ヶ月間にこのチームで達成しようとしてきたことだ」
開催国の日本および韓国、中国とともに、北朝鮮は2大会連続で本大会に参加することになった。
「2017年の日本での大会へ進むためにここに来た。我々が強いチームであることは分かっている」とアンデルセン監督は自信を覗かせている。
【了】