清武弘嗣【写真:田中伸弥】
日本代表は12日、W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日)に向けて練習を行った。
前日のオマーン代表戦は4-0と快勝。清武弘嗣は「親善試合だけど勝てたってことはすごい大きかった。新しい選手もたくさん出て、いい効果が見られるんじゃないか」と話した。それでも「次の試合が一番大事なので、そこを忘れずに切り替えてやらないといけない」と気を引き締めた。
清武はオマーン戦で1ゴール2アシストと結果を出し、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も評価した。しかし、「ちょっとしたパスミスだったり、トラップミスというのは自分も多かった。集中してやらないといけない」と満足した様子はなかった。
90分間日本のペースで進んだものの「疲れてきたらちょっとしたズレでカウンターを食らってしまったり、シュートまで行かれるシーンがあった」と清武。「サウジはもっと強いし中東は仕留めてくるので、そういうのを減らしていければ」とサウジアラビアを警戒した。
この日、27歳の誕生日を迎えた。「また1年間頑張りたい」とし、「もう4~5年、この日は代表期間中なんで、みんなから祝ってもらって光栄でした」と仲間から祝福されたことを明かした。
テストマッチも終わり、いよいよ“本番”へと向かっていくハリルジャパン。「明日からは厳しくもっと練習は締まると思う」と清武が言うように、サウジアラビアとの決戦に向けてコンディションを整えていくことになる。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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