新戦力のテスト。先発組はいずれも好プレー
新戦力としてテストしたのは大迫勇也、永木亮太、齋藤学、小林祐希、久保裕也の5人。
先発した3人はいずれも良いプレーを見せていた。2ゴールの大迫は61分までプレー。ボックスで勝負できるCFはハリルホジッチ監督の好みにも合っているようだ。68分までプレーした永木も手堅いプレーをみせた。74分まで引っ張った齋藤は、攻撃で清武とともにチャンスメーカーになっていて、交代カードとしてメドが立ったのではないか。
交代で入って約20分間プレーした小林と久保については純粋なテストだと思う。小林はパス&ムーブで自分を中心に攻撃を動かしていける貴重なタイプだが、サウジアラビア戦でいきなりの起用はないだろう。
10~15分間のみプレーした森重真人、原口元気はまず間違いなくサウジアラビア戦の先発だろう。テストの意味合いはなく、あまり長い時間プレーさせて疲労させたくないので、このぐらいの時間でいいわけだ。
交代出場で約30分間プレーした岡崎慎司、浅野拓磨は従来からの戦力。本田、大迫よりプレー時間が短いのは、相対的にテストの必要性がさほどなかったからと考えられる。ただ、岡崎はまだコンディションが上がりきっていない印象だった。浅野は右サイドで起用されたのがテストといえばテストだろうか。
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