ボルシア・ドルトムントのラファエウ・ゲレイロ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントの中からマドリーに連れてきたいと思う選手として、ポルトガル代表のチームメートでもあるドルトムントのラファエウ・ゲレイロを選んだ。9日付のドイツサッカー専門誌『エルフ・フロインデ』のインタビューに語っている。
ブンデスリーガを代表する強豪である2クラブには、マドリーへの移籍がたびたび噂されるドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンや、バイエルンのGKマヌエル・ノイアー、MFフランク・リベリ、FWトーマス・ミュラー、FWロベルト・レバンドフスキなど世界的なスター選手も数多く在籍している。だがC・ロナウドが最も欲しい選手として選んだのはそのいずれでもない。
C・ロナウドは、両クラブから獲得したいと思う選手は「何人かいる。どちらも世界最高クラスのクラブで、世界最高クラスの選手たちがいるからね」とコメント。「一人だけを選ぶのはフェアじゃない」としながらも、「代表のチームメートでもあるラファエウ・ゲレイロかな」と答えている。
現在22歳のR・ゲレイロはC・ロナウドとともにEURO2016に出場し、大会ベストイレブンにも選ばれる活躍で母国の初優勝に貢献。今季から加入したドルトムントでも出場機会を得ており、サイドバックだけではなく中盤でもプレーできる力を見せている。
マドリーの現在のチームメートたちに対して敬意を欠いたと取られないためにも、同じポルトガル代表の若手を選んだのはC・ロナウドにとって無難な選択かもしれない。だが、同じくポルトガル代表としてEUROで活躍し、大会最優秀ヤングプレーヤーに選ばれたバイエルンのMFレナト・サンチェスは選ばれなかった。
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