アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、南米の宿敵ブラジル代表との対戦では分が悪い。現地時間10日に行われた試合に敗れたことで、通算対戦成績は2勝1分け5敗となった。
アルゼンチンはロシアW杯南米予選第11節の試合でブラジルと対戦。メッシのクラブでのチームメートであるFWネイマールらにゴールを奪われ、0-3で敗れる結果に終わっている。
アルゼンチンのエースであるメッシにとって、今回はブラジル代表と通算8度目の対戦だった。初対戦は代表デビューの翌年、2006年9月にロンドンで行われた国際親善試合。19歳で出場したこの試合は、今回と同じ0-3での敗戦という結果だった。
続いて2度目の対戦は、2007年コパ・アメリカ決勝という大舞台。これも0-3で敗れて優勝を逃す結果に終わり、現在に至るまでA代表でタイトルを獲得することはできていない。3度目の対戦は2008年6月、今回と同じく敵地ベロオリゾンテでW杯予選を戦い0-0の引き分けだった。
2010年W杯予選での2度目の対戦はホームで1-3の敗戦。2010年11月にカタールのドーハで行われた5度目の対戦でメッシはようやくブラジル相手の初ゴールを奪い、チームに1-0の勝利をもたらした。
2012年6月にアメリカで行われた親善試合は、メッシにとってブラジル戦でのベストゲームと言うべき試合。ハットトリックを達成し、4-3の乱戦を制する立役者となった。だが2014年10月に北京で行われた「スーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカス」の試合ではPKを失敗してしまい、試合も0-2の敗戦に終わっている。
今回の予選では、ブラジルとの対戦はもう残されていない。メッシがリベンジの機会を迎えられるのはもう少し先となりそうだ。
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