アルゼンチンはブラジルに完敗を喫しW杯出場圏外となった【写真:Getty Images】
【ブラジル 3-0 アルゼンチン W杯南米予選第11節】
現地時間10日、ロシアワールドカップ南米予選第11節が行われ、ブラジルとアルゼンチンによる注目の一戦が行われた。
試合開始前にグループ首位に立っていたブラジルに対し、アルゼンチンはワールドカップ出場圏外の6位。歴史的にも因縁のある両者だが、特にアルゼンチンは敗れればワールドカップ出場が遠のく重要な試合でもあった。
そんなアルゼンチンはリオネル・メッシが先発し、前線でゴンサロ・イグアインとコンビを組む。対するブラジルは、バルセロナでメッシとチームメイトのネイマールらが先発した。
試合は25分に動く。リバプール所属のフィリペ・コウチーニョが目の覚めるような美しいミドルシュートを突き刺し、ブラジルが先制する。
さらにブラジルは前半アディショナルタイムにガブリエル・ジェズスのスルーパスに抜け出したネイマールが相手GKとの1対1を制して追加点をゲット。前半をブラジルの2-0のリードで終え、アルゼンチンは絶体絶命のピンチに追い込まれる。
アルゼンチンの困難は後半にも訪れる。広州恒大のパウリーニョがダメ押し点を決めて3-0。その後もアルゼンチンは一矢も報いることができず、なす術なくブラジルに完敗を喫した。
敗れたアルゼンチンは6位のまま順位に変動はなかったが、ワールドカップ出場に向けて窮地に追い込まれた。勝利したブラジルは首位をキープし、本大会出場にさらに近づいた。
【得点者】
25分 コウチーニョ(ブラジル)
45+1分 ネイマール(ブラジル)
58分 パウリーニョ(ブラジル)
【南米予選順位表】
1.ブラジル(24)
2.ウルグアイ(23)
3.コロンビア(18)
4.エクアドル(17)
5.チリ(17)
6.アルゼンチン(16)
7.パラグアイ(15)
8.ペルー(14)
9.ベネズエラ(5)
10.ボリビア(4)
※上位4チームが本大会出場権獲得
※5位チームはオセアニアとの大陸間プレーオフ
【了】